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「ヨガって柔らかくなるやつでしょ?ストレッチでしょ?」
そんな言葉、もう何百回聞いたか分かりません。
でも、その認識のまま語るのは危険です。
ヨガは、そんな軽い“表面的な運動”ではありません。
ヨガを学んだ者として、
プロとして、そして何より、ヨガに救われてきた一人として——はっきり言わせてください。
■ ヨガは“外”じゃない。“内”を見る練習
筋肉が柔らかいとか、ポーズがキレイとか、
そこをゴールにしてる時点で、ヨガは始まってすらいない。
ヨガは「自分の今」を受け入れて、“そこから何が起きているか”を丁寧に感じるもの。
ストレッチが“伸ばす”なら、ヨガは“気づく”。目的がまったく違う。
■ 癖は、見ない限り直らない。
押しても整わない。
「可動域を広げたい」と言う前に、
自分の可動域がどこまであるのか知ってますか?
「癖を取りたい」と言う前に、
自分の身体がどう動いているのか観察したことは?
癖は外から押して消えるものじゃない。“見ること”からしか整わない。
■ ヨガやってる人=硬い人?それ、視点がズレすぎ。
「ヨガやってるのに身体硬いよね」
って言う人がいたら、こっちがびっくりします。
柔らかいか硬いかは、ヨガの指標じゃない。
大切なのは自分をちゃんと感じて整えているかどうか。その視点が抜けたら、それはもうただの体操です。
ヨガを“なんとなくいいもの”で終わらせないでほしい。軽く扱えば、それだけ本質から遠ざかる。
そして、あなた自身の変化のチャンスを逃していく。
ヨガは、自分と向き合う本気の道具です。
ヨガはストレッチではない。
関節を丁寧に動かし、筋肉を協調させ、
呼吸で神経系を調律しながら、
“感じる力”を育てる総合芸術みたいなもの。
派手に伸ばすよりも、まずは自分の関節がどこにあって、どこまで動くのか、、、
そこに静かに気づくところから始めてみて欲しいなと思います。