最近、ふくらはぎや足元のむくみを感じる日が続いていませんか?
立ちっぱなしや座りっぱなし、冷えや疲労、ホルモンバランス…
むくみの原因はたくさんありますが、
ヨガの視点から見ると、それは単なる“身体の不調”ではなく
「心の声」や「暮らしのリズム」を映し出す内側からのメッセージでもあるのです。
1. ヨガ的に見る「むくみ」の正体とは?
ヨガでは、身体・呼吸・心はすべて“つながっている”と考えます。
むくみは、身体に起こる“水の滞り”のように見えて、
実はプラーナ(生命エネルギー)の流れにも関係していると捉えます。
たとえば、
- 呼吸が浅くなっている
- 背骨が縮こまっている
- 足元(第1チャクラ)が不安定になっている
- いつもと違う緊張や不安が蓄積している
これらが少しずつプラーナの巡りを乱し、
結果として「むくみ」というかたちでサインを出してくれることがあります。
2. ヨガ哲学の視点から見る「むくみ」
ヨガ哲学では、私たちの身体と心を「アーユルヴェーダ的ドーシャ」や「五つの鞘(パンチャコーシャ)」という層で見ていきます。
むくみは、特に「水の質(カパ)」が増えすぎた状態。
- 執着
- 固執
- 変化への恐れ
- 頑張りすぎによる停滞
これらの“心のむくみ”が身体のむくみとして現れることもあるのです。
むくみは「悪いもの」ではありません。
それは、今の自分に“調整が必要だよ”と教えてくれる、ありがたいサイン。
3. 整えるために、できること
じゃあ、どうしたらいいのか?
むくみに気づいたら、まずは無理に流そうとせず、“観察してあげる”ことが第一歩です。
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〜ヨガ的整え方〜
- 脚を上げて呼吸する(ヴィパリータ・カラニ)
- 冷えた足をあたためる(足湯 or オイルトリートメント)
- ねじりや脚裏にフォーカスしエネルギーの通り道をひらく
〜哲学的整え方〜
- 「何を手放せずにいるのか?」と自分に問いかける
- 日々の中に、“余白”や“スペース”をつくる習慣を意識する
- 「滞ってもいい、また流れる」と認めること
🌿まとめ:むくみは整えるチャンス
ヨガをしていると、
身体の違和感さえも“学びの入口”になってくれます。
むくみもまた、
今の自分に優しく向き合うチャンス。
気づくこと、
観察すること、
整えていくこと。
すべては、
「より軽やかに生きていく」ためのプロセス。
今日、あなたの身体が何かを伝えてきたら、
どうかその声に、そっと耳をすませてあげてください!
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